カーリースはおすすめしない?本当か嘘か?

2017年頃からカーリースの利用者は増加傾向にあり、「カーリース」という言葉をよく聞くようになりました。

カーリースは「車の新しい乗り方」とも言われており頭金不要で月々定額で新車に乗れる「車のサブスクリプション」サービスで今人気を集めています。

しかし利用者が増加傾向である一方で「カーリースはおすすめしない」という声もよく聞きます。

今回はそんなカーリースが本当におすすめしないのか?を解説していきたいと思いますのでカーリースを検討しているけど「迷っている」という方は参考にしてみてください。

カーリースはおすすめしないという声の真相

カーリースをおすすめしないという方の大半がカーリースに対する知識不足であったり仕組みを理解してない方、もしくは理解せず月々払いで乗れるということだけで契約して失敗してしまってる方が大半の様に思われます。

①クルマを一括購入した場合とカーリースでの料金しか見てない

まず一番多いのがクルマを一括購入した場合とカーリースでかかる料金の差になります。

確かに一括でクルマを購入した場合は無駄な金利が発生しませんので一番安く手に入れる方法なのは確かです。しかし、クルマ乗りたいと思っている人全員が「一括で購入する」のかといったら違うでしょう。

カーリースが対象としているユーザー層はあくまで一括購入を検討している方ではなく、初期費用を抑えて月々定額払いで煩わしい手続きなしでクルマに乗りたいと思っている人、検討している人を対象としています。

②カーリースの仕組みをきちんと理解してない

カーリースの歴史は意外と古く日本では1960年代から主に法人向けサービスとして誕生しました。

現在のカーリースは法人だけでなく個人向けにもサービスを展開しており、利用者の増加と共にカーリース会社も急増しています。確認できるだけで少なくとも30社以上はあるでしょう。

カーリース会社が増えればそれだけ会社毎にサービス内容や扱う車種、料金形態が変わってきます。特におすすめしないと言っている方の多くがリース契約後に高額な請求をされると思い込んでる方が多いようです。

③残価設定の仕組みを理解していない

②でリース契約後に高額な請求をされると思っている方が多いと言いましたが、その大半がカーリースの残価設定について理解していない方かと思います。

残価設定は簡単に言うと「クルマの将来の価値」となり、カーリースの料金は本体車両価格から残価を引いた価格にカーリース会社毎のプランやオプション費用を足して契約月数で割った料金となります。

この残価設定で注意したいのが「オープンエンド方式」と「クローズドエンド方式」と言われるものです。

特にオープンエンド方式は残価設定を高くすることで月々の支払金額を安く抑えることができますが、リース契約満了時にクルマの価値が当初想定してた残価設定を下回った場合に、その差額を支払う必要がでてきますので高額請求といったトラブルに発展しやすいです。

逆にクローズドエンド方式では契約者は残価も契約満了時の差額を知ることできませんが、リース契約終了時のクルマの価値に左右されることはなく、万が一クルマの価値が当初より下回っていた場合でも差額はリース会社の負担となります。

そのため契約満了時にトラブルにならないためにクローズドエンド方式を基本的にはおすすめします。

【結論】まずはカーリースの基本知識を理解することが重要

結論をいうと「カーリースはおすすめしない」ということはありません。

下記グラフのように利用者は年々増加傾向にあり需要も増してきています。おすすめしないと言ってる人の大半が誤った知識を元に悪い部分だけを見ていることが多いです。カーリースは簡単に言ってしまうと頭金不要で月々定額で乗れるサービスとなりますがその仕組みや内容は意外と複雑です。

カーリース利用者グラフ

引用元:一般社団法人 日本自動車会議所

まずは、言葉に惑わされずに正しいカーリースの知識をもつことが大切です。

クルマを使う用途、ライフスタイルなど様々な条件によってメリット、デメリットが明確になってきます。ご自身がどういった事情でクルマが必要なのか?どういった状況であればクルマを所持しても大丈夫なのか?など明確にした上で検討することが大事です。

下記記事ではカーリースの基本的なことを紹介していますので興味のある方は是非参考にしてみてください。

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まとめ

今回は「カーリースをおすすめしない」と言っている声の真相を紹介してみましたがいかがでしたでしょうか?

カーリース会社選ぶのは人ですが、カーリース会社も明確な利用者(ターゲット)層があります。双方の考えが一致した際にベストな選択肢になるかと思いますので、まずはカーリースについての基本的な知識をしっかりと理解するのが大切ですね。

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